国際結婚 中国を作るしくみ
アラブの王様がこの日本にあるファンドにお金を入れるか、あるいは、例えばケイマンにあるファンドに入れるか、きっと後者でしょうね。
これじゃ、ちょっと競争にならないですよね。
ケイマンにあるファンドと競争で勝つためには130、140、儲けないといけないわけですから。
日本で払った税金は向こうの国の税金から差し引かれる、でしょうなんて言っても、アラブの王様は自分の国で税金払っていない、ですから、きっと(笑)、こうなると勝負にならないですよね。
確かにオフショアにつくって、何か逃れるようなことを考えられなくもないんですが、全部運用委託者に儲けを払っちゃった後、税務署が調査に来て、お前、税金払えと言われると困っちゃう。
そんなリスクだけは絶対私は取りたくない(笑)。
私がやりたくないということは他の人もやりたくないだろうと思うのです。
以上のような理由で日本において海外のお金を呼び込みへツジファンドをやるというのは難しいでしょうね。
私が実質的に非居住者になって、ニューヨークに行ってやるとか、ケイマンでファンドをつくるとかね。
それなら問題ないんですけど。
私は日本大好きだから離れたくないし、日本にいないとやっぱり日本のマーケットって私はわからないと思っていますし。
ですからもし私がヘツジファンドみたいなことをやるのなら日本でファンドが税金を払っても問題ない人、要するに日本人のお金を集めてやるしかないでしょうね。
海外のお金は難しいですね。
黒須基本的な質問なんですけど、ヘッジファンドと普通の投資信託との違いは、なんですか?ヘッジファンドとは特定少数の人の資金を運用する私募投信のことです。
先程言ったように固定報酬の他に成功報酬を取ります。
日本でよく売っているファンドは不特定多数の人からの資金を預かる公募であるということと、かつ固定手数料だけですよね。
ヘッジファンドとへッジという言葉がつけられているのは、初めてこの種のファンドがつくられたとき、買いだけでなくカラ売りを組み合わせたからにすぎません。
ヘッジファンドという名がついているからといって、へッジを必ずしているわけではありません。
今、日本で流行っているへッジファンドの一種があります。
私の嫌いな手法ですけどね(笑)。
特に年金等が買いはじめていますけれども。
それはロングショートという手法を利用したものです。
これが大流行ですよね。
ロングショートというのは例えばどもN社の株がGさんの人気でちょっと高すぎる。
実際、高すぎるか、低すぎるか、私は個別株の取引、仕事としてはやらないから知らないですけどね。
H社がまだアンダーバリューだ。
そこでN社株の売りとH社の買いを同時にやる。
相対的に高くなっているものを売って、相対的に低いものを買う。
これがロングショートというやってす。
これが今、大流行ですが、私自身は、こういうオペレーション大嫌いです。
こういうオペレーションってよく股さきにあうんですよね。
売っていたN社株が上がって、買っていたH社株が下がる。
へッジしているつもりが両方損する。
よくあることです。
日本は皆、サラリーマン社会ですから、「H社株買っていますが、N社株売ってへッジしています」と言うと、何となく危なくなく聞こえて、耳に心地良いんですよね。
流行りのへッジファンドを買っているけどへッジしているから安全だ、と。
ところがこんな危ないものはないんで。
へッジが効いているから、危なくないと思って非常に大きいポジションを取ってしまう。
一種の薄利多売を狙うわけです。
そして両方損する。
股さきにあい、大損する。
LTCMがつぶれちゃったのも極論するとそういうことなのです。
ローリスクだからといって、ものすごいレパレッジを効かせた。
先物で現金1億円なくても取引できますよ。
証拠金250万円プラスアルファーあれば1億円の取引ができますよという話をしましたね。
レパレツジを効かせたわけですね。
例えば5000万円で1億円分の取引ができればレパレツジ2倍と言うんですけれど、普通のへッジファンドというのは3倍とか、5倍とか、xx倍とか、そのくらいのレパレッジしか効かせないのに、LTCMは200倍とか、300倍のレパレッジを効かせてしまった。
裁定取引をしている、ヘッジしているからと言って。
ほとんどヘッジしているからリスクがないですよ。
リスクがないということはローリスク、ローリターンです。
そこで絶対額の利益を求めるため大きなポジションを持つ。
私も、つぶれる前のLTCMの人聞をよく知っていました。
私は方向感だけで勝負する一種のダイレクショナルトレーダーです。
グローバルマクロと言われる取引をしています。
彼らと話すと、「は馬鹿だから、簡単なものしかできない」と思っているふしがたしかにありましたね。
でも私なんか、絶対彼らがめざす「ローリスク、ミディアムリターン」の取引なんであるわけないと思っていました。
ちゃんとつぶれましたよね。
思ったとおりになりました。
それは別にあれですけど(笑)。
こういう金融界において、ノーベル賞学者だけが考えつく商品なんてないですよ。
だいたい作りだすのはそういう天才だけかもしれないけど、数日あれば、日本人なんか頭いいし真似するのうまいですから、すぐ同じような商品作ってしまう。
すぐ皆、同じことをやっちゃいます。
そういう裁定。
以前シンガポール市場と東京市場の金利裁定の話をしましたが、あれが一番簡単な金利裁定です。
しかし、ああいうチャンスは皆が始めればすぐなくなってしまいます。
それと同じです。
市場のちょっとしたゆがみから得られる利益なぞ、ほんの一瞬の出来事なんです。
他に、いろんな裁定があるのですけどね。
ちょっと脱線して話そうかな。
金融先物の話をしましたよね。
金融先物での裁定。
こういう話をしましたね。
今日、6月xx日。
3カ月先の9月xx日からxx月xx日までの3カ月間の金利は今、いくらで取引されているか?まず6カ月間のお金をとります。
しかし、今日から9月xx日までの3カ月間お金は必要ないですから、今日から3カ月間お金を運用する。
イールドカーブは、3カ月間3%。
6カ月は6%です。
6カ月のお金をとる。
6%、最初の3カ月マーケットに放出する。
3%したがって最初の3カ月間、逆ざやが3%、3カ月間生じる。
ここでの3カ月間の3%の逆ざやはこのプロジェクトから生まれた損です。
こういう裁定の機会があれば皆がワーッと同じようなオペレーションをやる。
すると金融先物犯で売る人がたくさん出てきて、凹まで落ちていくんです。
そこで裁定のチャンス、儲けのチャンスはなくなってしまうのです。
裁定が長つづきするのは非効率的なマーケットとか、不完全な社会でのみの話です。
また裁定をする人間がいるおかげで、各マーケットが落ちつきのいい場所に落ちついてバランスが取れるのです。
それでは、話を戻しまして。
さっきの株のロングショートみたいに、初め抱いていたストラテジーと逆に行っちゃったということはあると思うんですけど、金利裁定でやられるということはあるんですか?株のロングショートは裁定もどきですが、こういう裁定の場合は、本当の裁定ですから損はありません。
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